一人起業のための小さなマーケティング戦略入門

DAY.3

ビジネスの全体像を理解しよう!

こんにちは。

オンライン個人起業家のためのビジネススクール、#マケスト主宰の野村美津子です。

スモールビジネスのためのマーケティング戦略入門、2日目の今日はこれから皆さんがオンラインに構築していくマーケティングの仕組みの全体像を理解していきましょう。

モノはどうやって売れるのか
人はどういう流れでモノを買うのか
売上はどういう要素で構成されているのか

これを理解できていればこれからビジネスで売上を立てるために何が必要で、どこにフォーカスすべきかが分かりアクションの優先順位と取捨選択ができるようになりますよ!

そしてもちろん、販売する商品や時代が変わったとしても迷わずにマーケティングの仕組みが構築できるようになります。

一人起業のための小さなマーケティング戦略講座

小さくビジネスをしよう

マーケティング3つのフェーズ 

ビジネスの全体像を理解する ←今日はココ!

売れる商品設計

ターゲット設定

最近買ったもの、ありますか?

皆さんは最近、何か買ったものありますか?

普段無意識に買っている食品や日用品ではなく、意識的に購入したモノがあれば思い出してみてください。

私は、今2拠点生活先の宮崎にいて来週高千穂に旅行に行く予定なので高千穂のガイドブックを買いました。あ、あと旅行に備えてユニクロでウールのトップスも買いました。

買ったものを思い出したらぜひ、それを買うまでの流れを

思考(何を考えて)
行動(だからどんな行動をして)
感情(どんな感情になったのか)

この3つと一緒に思い出して書き出してみてください。

モノを買う、フォローする、LINEに登録する…etc
起こして欲しいアクションが行われるまでに、相手がどんな行動や感情の変化のステップを辿るのかを理解することはマーケティングの仕組みを設計する上でとっても重要です!まずは自分の想像で全然OK◎

マーケティング=人間心理の理解です。

人がモノを買うまでの流れ

ではでは、私の「高千穂峡のガイドブック」を例にモノが買われるまでの流れを考えてみましょう。こちらを参考に皆さんもご自身のものを書き出してみてくださいね。

まず大前提として

初めての場所&神社巡りをしたくて情報が欲しかった
旅行中もサッと見れるようにネット情報よりも本が良かった

その上で私が取った行動&思考はこんな感じです。

本屋さんに行きガイドブックコーナーへ
高千穂の本をいくつかペラペラと目を通す
(良さそうな本ないかな〜)
良さそうな本に当たりを付けて少し詳しく目を通す
(神社巡りしたいからその情報が分かりやすいやつがいいな)
神社巡りについて詳しく書いてあったので購入
(これこれ、知りたかった情報)

この流れをまとめてみるとこんな感じになります。

まず本屋さんに行って実際に複数の高千穂のガイドブックの存在を知りました。(認知)

表紙や斜め読みでそのうちのいくつかに(興味)を持って、その中のいくつかにアタリを付け(好意)、そのうちの一つに自分が必要としていた情報が詳しく書かれていたので(必要性)購入した、という流れですね。

あなたのビジネスに置き換えてみよう!

あなたの商品を買ってくれる人がどんな流れであなたにお金を支払ってくれるかというと、これも上の流れと全く同じです。

この流れを私たちのビジネスに置き換えてみるとこんな感じ。

発信する → あなたの存在を知ってもらう
リストを取る → 興味を持ってもらう
価値観を伝える → 好意を持ってもらう
手段を伝える → 必要性を感じてもらう
オファーする → 購入してもらう

これをざっくりまとめてビジネスの世界では「集客・教育・販売」と言ったり、マーケティング用語的には「マーケティングファネル」と呼んだりします。

一言でいうと、見込み客があなたの商品を買うまでのフローのこと。

でも大事なのは言葉や概念を覚えることではなく【流れ】を理解すること。

相手が何を考え、どう行動し、どんな感情が生まれて次の行動につながるのかをまずは理解出来るようになりましょう。

余談ですが…#マケスト(Marketing Stream)っていう名前にはマーケティングの流れ=仕組みづくりを通じてビジネスと人生に良い流れを巻き起こそう!っていう意味が込められています。

ビジネス活動はこの3種類、この順番で

そしてあなたがビジネス実践者としてやっていかなくてはいけないのは、このフローを作ってここを人が流れていってくれるようにすること。

私たちが日々行っていくビジネス活動とは基本的にこの3種類しかありません。

フロー=仕組みを作る

数を増やす(精度を高める)

手離れさせる

1️⃣まずはモノが売れるまでのマーケティングの仕組み=フローを作ること。

2️⃣仕組みが出来たら、次はその仕組みの数値を増やしていくこと。具体的には集客の数を増やしたり、教育ステップやオファーの仕方を見直して購入率をアップしたりなどなど。

ちなみに各ステップの数値には現実的な上限値があります。

3️⃣そして最後、ある程度数値のコントロールが出来るようになってきたら自分でハンドルするパーツ、人にお願いするパーツを切り分けて徐々に手離れをさせていく。

売れない人はコレをやってしまっている

逆説的に考えればわかるのですが、ビジネスで売上が上がらない人というのは前述の3つができていないということになります。

フロー=仕組みが作れていない

商品はあるけれど売れるまでのフローが作れていない、フローはあるけど商品が形になっていないなど。

精度が悪く数値が低い

仕組みは作れたけれど精度が低く、それぞれのステップの数値が低い状態。

手離れさせられていない

すべて自分が対応しなくていけないので数を増やせず売上が頭打ちになってしまっている。

マーケティングのフローが戦略的に組まれていてスムーズに全体が機能していれば売上が上がります。

逆に場当たり的に一つ一つの要素をとりあえず作っただけ!であれば当然ながら【流れ】は進みませんので売上は上がらない、という結果になります。

集客・教育・販売の個々の要素をバラバラと手をつけるのではなく、全部の要素が繋がり合って全体が一つのフローとして機能している仕組みをつくることがまずは最優先!

そして「仕組みはあるけれど売れていない!」っていう人は各ステップの精度を見直したり、そもそもの集客数といった数値を増やしていくことが必要になります。

そしてもう一つ、売れない人がやってしまっていることがあります。

それがこの【順番】を守っていないこと。

フロー全体が設計できていないのに先に集客だけ頑張ってしまっているとか、まだモノが売れる仕組みを作って回すことができていないのにいきなり自動化を進めてしまおうとしたり。

「SNS集客〜」とか「完全自動化〜」とか、流行りの手法を否定するつもりは全くありませんが、自分がするべきことの優先順位が分かっていない中でSNSでよく見かけるキャッチーな言葉に飛びつき迷子になってしまっている方はたくさんいます。

まずはマーケティングの仕組みをつくることが最優先!そしてその精度を上げて数値を増やしていくのがNext stepです。手離れは一番最後!

講義2日目:まとめ

今日のお話で

モノが売れるまでの流れ
私たちのビジネスに必要なフロー
ビジネスを進める上での優先順位

というビジネスの全体像と、これから何をしていくべきかの大体のイメージが掴んでいただけたかなと思います。

明日の講座では個人規模の小さなビジネスでこのマーケティングの仕組み・フローを作っていく上での大事なポイントをお伝えしますね。

それでは!

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